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馬頭町は古代「那須国」に属し、関東地域地方でも早くから独自の文化を開花させた地域で、国指定史跡の唐の御所横穴墓や、栃木県内最大級の横穴式右室を有する川崎古墳などがあります。 奈良期になると、那須郡内の十二郷のひとつ「武茂郷(むもごう)」として位置付けられました。地域内から砂金が発見され奈良東大寺大仏の塗金に使われたほか、大陸との文化交流にも大きく貢献しました。「那須のゆかりがね」と呼ばれ、国内最古の産地として知られています。 江戸時代には水戸徳川家の支配のもと葉タバコ、こんにゃく、和紙、木材、漆陶器などの産地として繁栄しました。水戸藩の御用瀬戸場として発足した小砂(こいさご)焼は、現在でも伝統を受け継ぎ、栃木県の伝統工芸品となっています。 |
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八溝山系の豊かな自然に囲まれた馬頭町は、「栃木県の景勝百選」に選ばれた「馬頭グリーンヒル」をはじめ、四季折々の表情を見せてくれる「御前岩」、緩やかに流れる「那珂川」、大小の温泉宿が点在する馬頭温泉郷「ゆりがねの湯」「観音湯」「八溝温泉」などが人気をあつめています。 あの浮世絵画で有名な広重の肉筆画や版画をはじめとする美術品を収集された馬頭町広重美術館があります。その作品がヨーロッパ、アメリカ、アジアなど13ヶ国で翻訳出版されている世界的な絵本作家いわむらかずおさんの絵本美術館。自然をテーマにほのぼのとした世界を展開する「いわむらワールド」が堪能できます。また、美術館周辺は雑木林や野生植物、野生動物の宝庫。絵本の中のような自然が多く残っています。 |
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